遺品の片付け、準備しておきたいものや注意点は?
遺品を片付ける時は、故人の住んでいた家でその後も他の家族が暮らすのか、一人暮らしだったので住居ごと引き払うのかでかなり違ってきます。
家族が暮らし続ける場合はさほど片付ける必要はなく、故人の思い出の品としてそのまま残しておいてかまいません。
住居ごと引き払う場合は大型の家具や家電製品も片付けなければなりませんので、不用品を処分したり回収してもらうための費用を準備しておく必要があります。
大型家具以外で捨てられそうな物は自治体のルールに従って廃棄するため、自治体指定のごみ袋や清掃のための軍手、ほこり避け用マスクや段ボール、ガムテープや紐などもあると便利です。
近年では遠くに住んでいた家族の遺品整理を代行業者などに任せる人も増えていますが、代行業者に依頼する場合は、年金手帳や電気ガス水道を解約するための公共料金の領収証、相続に関わる書類などを見つけておいてもらうようお願いしておくことも大事です。
重要書類やへそくりのお金などは意外な場所から見つかったりするので、プロの代行業者の方が見つけるのが上手なこともあり、素人が間違って捨てたりするのを防ぐために、あえて遺品の片付けに立ち会ってもらうのも一つの手です。
特に遺品の中に骨董品などがある場合は、代行業者を通して古物商などに高価で買い取ってもらうこともできます。