生前整理を通して家族で相談しておきたい内容は?
高齢化社会や晩婚化などで、終活に目を向けている方も少なくありません。
その中でも、残された人に迷惑をかけることがないように生前整理をどのようにしていくのかを考えていくこともあります。
業者に頼んだりすることももちろん必要な作業ですが、その前にできるだけ早めに家族で打ち合わせをしておくと、いざという時にも対処がしやすいです。
時期的には家族が集まりやすいお盆や年末年始、長期の連休が良いでしょう。
相談しておきたい内容としては、財産がどのようになっているのかを明確にしておくことです。
預貯金などのプラス面だけではなく、もしローン等があるならマイナス面も合わせて確認しておかないと後で慌てることになりかねません。
特に現代ではネット銀行や証券を利用している方も増えているので、パスワードやIDが分からずに右往左往することも良くあります。
また、生前にある程度不要だと分かっているものがあれば、処分ができるように仕分けをすることも話をしていきましょう。
家の中にあるものを全て見ていくのは大変ですが、手分けして少しずつでも分けていくようにすれば、実際に作業を始める時の負担も軽減できます。
あまり考えると気落ちしてしまいますが、お墓や葬儀などについて考えるのもいいですし、遺言を作成して死後どのようにするのかも準備を進められるように話し合っておきましょう。