信頼できる業者を選ぼう!遺品整理業者の選ぶときの注意点
高齢化や核家族化が進む昨今、遺品整理を業者に依頼する方が増えています。
また、社会構造の変化に伴って需要が増えているため、遺品整理業に新規参入する業者も増えています。
遺品整理はどこに依頼しても同じというわけではありません。
遺品整理業は、業者と利用者間でトラブルが起きやすいサービスです。
今回は、遺品整理業者を選ぶときの注意点をご説明したいと思います。
◯遺品整理業界の歴史は浅い
遺品整理業はなぜトラブルが起きやすいのでしょうか?
それは、「遺品整理業の歴史がまだ浅い」からです。
遺品整理業は、日本の高齢化に伴い、今後20年は確実に収益を上げ続けられる仕事であると言われています。
そのため新規参入する業者が急激に増えている状況です。まだ法整備がしっかりとできていないので、悪徳業者もいるのが現状です。
遺品整理業界の健全化を目指して「遺品整理士認定協会」が運営する資格ができたのも2011年と最近のことです。
◯「遺品整理士」として認定されている業者を選ぼう
遺品整理士の資格を持っている人は、遺族としっかり連携をとって相続品や思い出の品を整理するだけでなく、リサイクルや産業廃棄物に関する知識を有しており、遺品を適切かつ丁寧に整理できると認められています。
遺品整理士の資格を取得すると、遺品整理士認定協会に加盟することになるので、協力指定店として遺品整理業を営むことができます。
ただし、遺品整理士は国家資格ではなく、民間資格であるため、必ずしもすべて信頼できるというわけではありません。
以下にご紹介するような項目を確認して業者を判断しましょう。
◯料金表は参考程度
もっとも多いのが料金のトラブルです。ホームページに掲載されている料金表は参考程度と思っておいてください。
たとえば、◯万円”〜”、◯万円”から”、◯万円”より”という表記は、最低金額を表記しているだけで、「上限金額は無限」を意味しています。
最初の見積もりの段階で、料金の詳細と作業内容をしっかり確認して、見積書を必ず受け取りましょう。
また、激安には理由があるということを認識しておいてください。
遺品を不法投棄していたり、遺品をゴミのように雑に扱ったりする可能性があります。
-まとめ-
いかがでしたか?
今回は、遺品整理業者の選ぶときの注意点をご紹介しました。
遺品整理業は、不用品回収業者による「不用品の処理」とは違い、遺族の気持ちに寄り添い、故人の供養を考えたサービスであるべきです。
遺品整理を依頼するときは、複数業者で見積もりをとるなどして、信頼できる業者を慎重に選びましょう。