故人の遺品整理は、家族にとっても重要な問題だといえるでしょう。大切な人が愛用していた品々は、できるだけ丁寧な方法で処分したいものです。衣類については故人がブランド品を多く所有していた場合には、古着屋やリサイクルショップに買取を依頼できるかもしれません。ただしブランド品以外の場合には中古での買取は難しくなりますし、わざわざ持ち込んでも値段がつかなかったり、逆に引取り費用を請求されることが多いようです。故人の遺品の価値を否定されるのは、家族にとっても辛いことですよね。

一般的な衣類の遺品整理については、自治体のゴミとして処分することをおすすめします。大阪市（天王寺区）の場合には、衣類は「古紙・衣類収集」の対象になります。洗濯をして綺麗な状態にしてから、中身が見える透明なビニール袋に入れて、指定された収集日に収集場所に出してください。雨などで中身が濡れることがないように、ビニール袋の口はしっかりと縛るようにしましょう。ただし汚れのある衣類は収集の対象外になりますので、一般的な「普通ごみ」の方法で処分してください。

その他には再利用が可能な子供服・ベビー服・マタニティウェアについては、市が回収を行い希望する市民への配布を行っています。遺品整理の事例では少ないかもしれませんが、該当する場合には環境事業センターに電話やメールで相談してみましょう。