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すぐにわかる!遺品整理で形見分けをする際のポイントと注意点とは?

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遺品整理をしていると、金銭的価値はないけれど、捨てにくいものが出てきますよね。
例えば、故人が大切にしていた愛用品の小物や、衣服などです。
このような品物そのものには価値がないので、売ることはできません。
 
しかし、「あの人が大切にしていたものだから、捨てるのは申し訳ない」となかなか捨てることができない人も多いのではないのでしょうか?
そこでおすすめしたいのが、「形見分け」です。
今回はそんな形見分けとそのポイントをご紹介していきます。
 

■形見分けとは?

故人が生前親しかった人たちに遺品を送ることを「形見分け」と言います。
一般的には、故人の没後一か月あたり、または四十九日の法要の後に形見分けをできるように準備をしていきます。
衣類や装飾品、家具などが形見分けの対象となり、形見を贈る人の年齢や好みに合わせて贈る遺品を選びます。
 

■形見分けの意味とは?

本来形見分けとは、親から子へ送るものであり、目上の人に形見を送ることは不躾であるとされていました。
しかし、最近ではそのような意味合いは少なくなってきており、目上の人にも形見を分けてよいとされています。
ただし、その場合は「ご無礼をお許しください」などと一筆を添えておくとなおよいでしょう。
 

■形見分けの方法とは?

形見分けは四十九日の法要などで行うのが一般的です。形見分けに使用する包装はなるべくシンプルなものにし、過剰な飾りはつけてはいけません。
半紙で簡単に形見を包み、「遺品」や「しのび草」と書いて相手に渡します。
 

■形見分けの注意点とは?

形見分けをする際にはいくつかの注意点があります。
例えば、あまり高価なものを送らないようにするなどです。
では注意点を詳しく見ていきましょう。
 

■贈与税がかかるかを確認する

場合によっては高価な遺品を形見分けしたいということもあると思います。
しかし、その際には贈与税について知っておく必要があります。
贈与税とは、一年間に110万円以上の財産をもらった際に発生する税金です。
形見分けでもらった品もこの110万円の中には含まれており、あまり高価なものを贈ると相手の迷惑になるので気を付けましょう。
 

■遺産分割をすましておく

相続人が複数人いるときは、形見も遺産の一部となり、相続の対象となります。
そのため、相続人全員の共有物という扱いになります。
遺産の分割を終える前に形見分けをしてしまうと相続人同士のトラブルとなるので、注意しましょう。
 

■まとめ

今回は遺産整理の一環である形見分けについてお話ししました。
形見分けをする際にはトラブルの原因とならないようにきちんと前もって準備をしておきましょう。