元気なうちに始めよう!生前整理の必要性とその方法
みなさんは生前整理についてどうお考えでしょうか。
今、生きている時点では考えにくいことかもしれません。
ですが、将来自分がいつどうなるかわからなくなったときに、家族や周りの人々に迷惑をかけたくはありませんよね。
そこで今回は、生前整理がどうして必要なのかとそのやり方についてお話ししたいと思います。
〇生前整理の必要性
生前整理が必要とされる理由は大きく二つあります。
一つ目は、残された遺族の負担を減らすことです。
故人の遺品を整理するのは、なかなかの時間とお金を要します。
それは自分自身の物を整理するときにも言えることですから、他の人の物の整理をするとなると、なおさらでしょう。
また、遺品に相続されるべきものがあった場合、思わぬトラブルを招く可能性もあります。
そのような相続問題を回避するためにも、生きているうちにご自身で整理をしておくことが有効なのです。
二つ目は、死後にも自身の財産を有効に使用するためです。
自分の死後、遺品をめぐってトラブルが起きてしまっては、その遺品や財産が有効に使われないどころか、災いの元で終わってしまいます。
ですから、自分の遺品を死後にどうするか自身で決めておくことでそれを防ぎ、なおかつ希望するような使われ方ができるのです。
〇生前整理のやり方
生前整理の第一歩として、必要物と不要物に分けましょう。
身近にある簡単なものから始めると良いでしょう。
要るか要らないかの判断に困ったときにはむやみに捨てず、「どういう状況になったら捨てるのか」というルール決めをしておくと、後の処理が簡単になります。
次に、貴重品をまとめておくことです。印鑑や通帳、公共料金や家賃の振込先等の重要書類などといった貴重品はまとめて管理しておきましょう。
こうすることによって、何かあったときに素早く対応することができます。
一か所に貴重品をまとめるので、防犯面にも十分に考慮し、きちんと管理を行うことが大切です。
最後にエンディングノートを作成することです。
このノートに大切な人へのメッセージや死後の希望などを残しておきましょう。
ただエンディングノートは法的効力をもちませんので、財産や相続のことをきちんとしたいのであれば、遺言書に残しましょう。
以上が、生前整理の必要性とそのやり方についてでした。
自分の死がどのくらい先かわからない今だからこそ、しっかりと先を見据えていくことが大事なのではないでしょうか。
みなさんもできることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
もしも生前整理をする上でお困りのことがありましたら、お気軽に弊社までご相談ください。