遺品整理をする際には専門の業者への依頼を検討し、見積もりをしようとお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、そこにも落とし穴があります。
業者とのトラブルとしてしばしば挙げられるのが費用の話です。

「見積もりをして安心していたが、思っていた価格と違った」という事例も報告されています。
 

◎価格の話は要注意、このような落とし穴があります。

見積もりを行ってもらう際には、担当者と話をして見積書を受け取ることになるかと思いますが、そこで気を付けなければならないことは価格の話の曖昧さです。
トラブルのもとになる例についてみていきましょう。
 

・一括○○円

見積書を受け取ったところでご覧になられない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、どのようなところにどのぐらいの価格になっているのかを確認しておくことは後々のトラブルを避ける上で重要です。

一括というのもよくある表現ですが、具体的にどのような内容が含まれているのかを訊いておくと、追加料金が発生することを避けられます。
 

・基本料金●●円・○○円～

この表現の数字に目が行った場合は気を付けましょう。
この言葉から判るのは依頼した時の費用の最低値が●●円だということだけです。逆に言うとその金額で行うとは書いていません。
それにもかかわらず思い込みで契約して、実際に支払いになったときに初めて高額な費用であると知るというのがよくあるパターンです。
 
ここで見なければならないのはそれ以外の部分です。『基本料金』という場合には状況によって料金が変化し、追加の費用がかかるということもあります。

また『○○円～』というのは上限がありませんので、冷静に考えると恐ろしいことではないでしょうか。
こういった表現が出てきているのであれば鵜呑みにせず、具体的な金額をしっかり訊くようにしましょう。
 

◦特別価格・割引

遺品整理の業界に限ったことではありませんが、このような表現をすることによって顧客を引き付けるということがあります。

「お得だな」と思ったら立ち止まって考えるようにしましょう。
トラブルに発展するケースとしては、特別価格の対象ではなくもっと高い価格を請求された・もともと適正価格よりもかなり上だったので割引されたところでも他よりも高かったというものがあります。

特別価格の場合にはご自身が対象であるかという確認とともに、正規に価格も把握しておくのが無難です。
 

◎最後に

今回は、見積もり時における価格の話の注意点についてご紹介いたしました。
決して安くはありませんので、慎重に確かめるようにしましょう。