遺品整理を検討される際には、業者に依頼されることをお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで気を付けていただきたいのは悪徳業者の存在です。
 
遺品整理の業界においては特に悪徳業者の割合が高いとされています。
悪徳業者の割合が高い理由とそのような業者への対策法としてご自身でもできることについてみていきましょう。
 

◎なぜ悪徳業者が多いのか

遺品整理の業界において悪徳業者が多い理由として考えられることのひとつは、遺品の中には相場がわかりにくいものも少なからずあるということです。

遺品整理においては遺族でさえ存在自体も知らなかったようなものが出てくることもあり、親切にもそれらを買い取るという業者があるかもしれません。
 
しかしながら、そこで相場よりもはるかに低い額を提示されたところで、適正価格があまり知らないために、安価で回収されやすくなります。

また、遺品整理の作業が基本的に室内で行われることも原因といえます。
その現場に居合わせて遺品を見ているのは遺族と業者のみです。
この閉ざされた空間でかつものを触る作業をしていますので、盗られても気付かれない可能性が高いのです。
 
故人の遺品にどのようなものがあるのかを把握していないということも拍車をかけています。
こういったすぐには気付きにくい点がいくつか存在することで、やり方によっては一度に大きな収益が得られるとして悪徳業者が出没してきています。
 

◎悪徳業者に対処する方法

悪徳業者に騙されないようにするにはやはり契約する前に見抜くことが大切になります。
顧客を不安にさせることで契約を迫ることをしてくるのであれば警戒した方が良いでしょう。
相見積もりによって比較検討することも有効です。
 
それでももしかすると悪巧みをしているところに依頼してしまうかもしれません。
そこであきらめる必要はありません。
以下で紹介する二つのことをするだけでも阻止できる可能性は高まります。
 
まずおすすめなのが、遺品整理の前後で部屋の様子を撮影しておくことです。
もし盗難があった時には証拠写真として有効になるだけではなく撮影している姿を業者に見せることによって抑止力にもなります。
また大切なのがすべてを業者に任せきりにしないことです。
忙しく立ち会えないこともあるかもしれませんが、その場にいて協力的な姿勢を見せるだけでも業者側の気持ちは変わってきます。
 

◎最後に

今回は、遺品整理において悪徳業者が多い理由と対処法についてお伝えいたしました。悪徳業者に騙されないよう注意しながら遺品整理を進めていってくださいね。