断捨離?生前整理?今の自分に必要な考え方を見極めよう
近年、ミニマリストという言葉をよく聞くようになりました。
ミニマリストとは、一般的に生きていくために必要と考えられる最低限の物だけを身の回りに置く人を指します。
余計なものを処分するために断捨離を継続して行う人、とも言えるかもしれません。
では、この断捨離と生前整理は何が違うのでしょうか。
それぞれの特徴から捉えてみましょう。
□断捨離って?
断捨離は、やましたひでこさんの著書『断捨離』において発表された言葉です。
断業・捨業・離業というヨーガの行法に基づき、新しく入ってくる物と今あるいらない物を捨てて、物に対する執着から離れることを意味します。
これを実践することにより、自分にかかっていた重荷から解放されて心が軽くなり、より快適な人生を送ることが目的です。
□生前整理って?
生前整理とは、自分が生きているうちに、自分の身の回りのものを整理することを言います。
これは自身の死後家族への負担を減らすことができる行為であると同時に、今まで歩んできた人生を振り返るとことでもあります。
遺される家族を思って行った整理が、自ずと自分のためにもなるということです。
このように、断捨離と生前整理はどちらも「物を整理する」または「捨てる」という点で同じであるとわかります。
しかし、「誰のために何を目的として行うか?」という点で考え方が異なります。
今現在自分にとって必要なのはどちらの考え方なのか、きちんと見極めた上で作業に取り組むことをおすすめします。