遺品整理の手順の一つ、供養を行う意味を解説
故人が遺したものを整理していると、さまざまなものが出てきて家で保管することが難しいものがあります。
しかし事務的に不用品買取会社で処分することも心苦しいもので、こういったときは整理しながら行なう、遺品供養を執り行うことが多いです。
この方法を行う意味は、故人が遺したものを単なるものとして扱うのではなく、宗教的に供養し、故人や遺族の人の気持ちを穏やかにしながらお別れをする儀式です。その1つに「お焚き上げ」があり、寺院などに依頼して執り行うことになります。
寺院によっては人形など専門のものしか行なわない場合もあり、一方であらゆるものを執り行うところもあり、内容は寺院によって異なりますので連絡を取り確認後行なうことになります。
遺品供養は寺院以外でも遺品整理専門会社がありますので、調べて優良なところに依頼することも可能です。
お焚き上げは、煩悩や悪いものは炎の力で清められ、天上に還すことができるとされている密教の護摩業、小正月(1月15日)に行なわれるどんど焼きが源流と言われており、燃やすことの意味は、神聖な火で燃やすと浄化するからと考えられているためです。
遺品を燃やすことで故人や遺された人たちの心も安心できる処分方法で江戸時代からあり、当時は供養のため故人が着ていた着物をお寺で焼いていたとされています。
これは現在でも全国各地で行なわれている供養方法です。