兵庫の業者が解説、遺品整理に関するトラブル事例
兵庫県で遺品整理業を営んでおります。
最近でこそ一般に認知されてきたとはいうものの、歴史の古くない業界だけに法整備が整っていない側面があって、ときおり思ってもいなかったトラブルに見舞われることがあります。
故人のタンスの中を整理していたとき、高額の現金が無造作に詰められた封筒を見つけたことがありました。
遺品の整理を依頼されるお客様は、故人の家の中にあるものを完璧に把握しているというケースはむしろ稀なのです。
このときも、タンスの中にそんな現金が置かれているとは、まさか想像だにしていなかったのでしょう。
良心的でない業者であれば、そのまま無断で着服してしまうこともあるようですが、当社はそんなことはいたしません。
速やかに依頼者に事情を説明したところ、喜んでいただくどころか、ほかにも現金があるのではないかと痛くもない腹を探られるに至ったのです。
他の業者の中には、貴金属や貴重品を見つけた場合、無断で持ち帰るとの事例は小耳にはさんでいましたが、当社のようにコンプライアンスを重んじる会社はそのような違法行為は一切行いません。
このトラブルがあってからは、依頼される前に高価なものがないかを確認していただくことにしています。また、極力、遺品整理業者の作業に立ち会っていただくこともお願いしております。
おかげで、それ以来は同種のトラブルは発生していません。